Google 検索から見えてきた「日本の夏休み」

​今年も夏休みの季節になりました。今回は、Think with Google 編集チームから、Google 検索から見えてくる、日本人の夏、夏休み像をご紹介したいと思います。

「夏休み」と一緒に検索されているキーワード

下の表は、2015年から2017年にかけて、Google 検索で、「夏休み」と一緒に検索されている単語のランキング上位 20 キーワードです。国内、海外問わず「旅行」が上位に入っているのは想像どおりですが、ここ数年、海外の避暑地として「ロシア」が安定した人気を保っているのが目立ちます。なお、ロシアの小中学校は夏休みが6月、7月、8月の 3ヶ月もあるとのこと。長い休暇を楽しみながら、涼しい夏を満喫しているのでしょう。

図:「夏休み」と一緒に検索されているキーワード上位 20

夏休みの恒例ともいえる宿題関連のキーワードの検索も多く、昨年 2016年は 8月22日に検索数のピークを迎えています。多くの人が、夏休みの最後の 1 週間に追い込みをかけているようすがうかがえます。

図:「夏休み 宿題」の検索ボリューム(2016 年 7 月-10 月)

興味深いのは、毎年、「夏休みの宿題 なくなる」といったキーワードの組み合わせも上位に入っていることです。自由研究のテーマなど、実際に調べたい事実ではなく、「こうあってほしい」という願望を検索している人も多いようです。

夏の食べ物

ここからは、個別の人気キーワードや、夏のトレンドについて見ていきたいと思います。

まずは夏の食べ物について。今回調べたのは、「アイス」、「かき氷」、「そうめん」の三つです。いずれも夏の風物詩ともいえる代表的な食べ物です。

予想どおり、最高気温と検索量には相関性があり、日にち単位で 2016 年の最高気温と検索ボリュームの関係を確認したところ、相関係数はすべて 0.7 でした。しかし個別に詳しく見ると若干差異があり、アイスは季節や気温に関わらず冬でも一定の検索量がありますが、かき氷は 8 月に集中しており、季節によって大きく変動することがわかりました。

図:「アイス」、「かき氷」、「そうめん」の検索ボリュームの推移(2016 年)

夏の必需アイテム

次に、夏の必需アイテムの検索ボリュームについて見てみましょう。今回は、「サングラス」、「日焼け止め」、「虫よけスプレー」、「浴衣」について調査しました。

アイテムごとにピークの時期がそれぞれ異なっており、「浴衣」や「虫よけスプレー」の検索ボリュームが 7 - 8 月にピークを迎えるのは予想通りですが、「日焼け止め」のピークは 5月、「サングラス」は年間を通して検索ボリュームに変化がありません。

図:夏の必需アイテムごとの検索ボリューム
(2016 年、各キーワードの 1 月 3 日の検索ボリュームから相対指標化)

夏の動画

さらに、夏によく視聴される動画の傾向をご紹介します。YouTube では、検索トレンドから垣間見える日本人の新生活の記事同様、何かのやり方について説明する、いわゆる How-to 動画が人気です。たとえば、浴衣の着付けに関する動画や、最近では泳ぎ方まで YouTube で調べる人々が増えているようです。「泳ぎ方」全般に関する YouTube 検索ボリュームも増えていますが、「平泳ぎ」など具体的な泳ぎ方についての検索ボリュームも増えています。

図:YouTube の「浴衣 着方」と「泳ぎ方」の検索ボリューム(2016 年)

近年の傾向として目立つのは、商品紹介動画です。たとえば「サンダル」や「麦わら帽子」など、夏のアイテムに関するYouTube での検索ボリュームも増えてきています。

YouTube における「サンダル」と「麦わら帽子」の検索ボリューム(2016 年)

花火大会

最後に、2016 年の Google 検索上位の花火大会を下記に並べてみました。世界に誇る日本 の伝統文化でもある花火。夏から秋にかけて、日本全国で大規模な花火大会が数多く開催されています。お近くの花火大会に出かけてみてはいかがでしょう。

多摩川花火大会8月19日(土)
(世田谷区たまがわ花火大会 www.tamagawa-hanabi.com、川崎市制記念多摩川花火大会 www.k-kankou.jp/fireworks/
土浦全国花火競技大会 10月7日(土)
神宮外苑花火大会 8月20日(日)
熱海海上花火大会 8/5(土)・8/8(火)・8/18(金)・8/20(日)・8/24(木)
調布花火大会 10月28日(土)
全国花火競技大会 8月26日(土)
ふじさわ江の島花火大会 10月21日(土)(予定)
こうのす花火大会 10月7日(土)
諏訪湖祭湖上花火大会 8月15日(火)

今回ご紹介した検索ボリュームの傾向の一部は、Google トレンドからもご確認いただけます。マーケティングに携わる方は、商品カテゴリごとの注目時期や、今回ご紹介した動画トレンドをマーケティングに活かしてみてはいかがでしょう。

出典

  1. Google データ、気象庁データ(気温)
think with Google 編集チーム

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