Human Stories 第 1 回: 定量データ分析から見る YouTube ユーザー

2005 年 4 月に最初の動画が YouTube にアップロードされ、2007 年には日本語版がスタートしました。その後 YouTube は、日本の人々の生活に溶け込んだビデオプラットフォームになっています。第 1 回目は、その存在感の大きさを、Google が実施した調査結果、公開データ、Google のデータと共に具体的に見ていきましょう。

2005 年 4 月に最初の動画が YouTube にアップロードされ、2007 年には日本語版がスタートしました。その後、インターネットの高速化やスマートフォンの普及、アップロードされた動画コンテンツ数の拡大に伴い、YouTube は確実に人々の生活に根付くようになりました。

YouTube が存在感の大きいビデオプラットフォームであることは、多くの人が感覚的に納得しているところです。しかしその存在感とは、具体的にどのようなものなのでしょう? 全 5 回にわたり、Google が実施した調査結果 や Google のデータとともに詳しく見ていきたいと思います。

77% のインターネットユーザー ( 18 - 59 歳 ) が、YouTube を現在利用していると答えています。( 2016 年 11 月の調査時点 ) 。男性 20-34 歳 ( M1 ) は 84% 、男性 35-49 歳 ( M2 ) でも 78% です。女性 20-34 歳 ( F1 ) は 78% 、女性 35-49 歳 ( F2 ) で 72% の利用率です 1

図: インターネットユーザーにおける現在の YouTube 利用者の割合

YouTube に限らず、ビデオプラットフォームは学生など若年層の利用率が高く、それより上の年代にはあまり使われていないという認識があるかもしれません。しかし、下記のチャートからは異なる実態が見えてきます。

図:インターネットユーザーと YouTube ユーザー ( 週に1回以上の利用者 )
での年代構成比の比較

これは、 「インターネットユーザーの年代構成比 」 と 「 週に YouTube を1 回以上利用するユーザー 」 の年代構成比です。男女とも、週 1 回以上の YouTube ユーザーでも、年代構成比はインターネットユーザーの構成比と大きくは変わりませんでした1 。 YouTube は、若い世代に限らず、日本のあらゆる世代の生活に溶け込んだビデオプラットフォームだと言えるでしょう。

では、YouTube はどのようなデバイスで利用されているのでしょうか。ニールセン デジタルのモバイルネットビューでは、スマートフォンからの YouTube 月間訪問者数は 4,500 万人2となっています

YouTube の利用者のうち、モバイルデバイス ( スマートフォンとタブレット ) から YouTube を利用する人は 66% です1 。しかし、モバイルからの視聴がメインというわけではなく、パソコンからの視聴も YouTube 利用者の 51% を占めています。

人々は、身近なデバイスから、見たい動画に適したスクリーンサイズで YouTube の動画を楽しんでいるようです。

YouTube の視聴時間は全体に増加の傾向にあり、特に増加が目立つカテゴリーが、メイク動画や化粧品、ファッショントレンド紹介などの 「 ビューティー 」 と 「 ファッション 」 ( 合わせて 2.0 倍 )、レシピ動画等の 「 フード 」 ( 2.2倍 )、サッカー動画などの 「 スポーツ 」 ( 2.1 倍 )です 2 。人々が個人の興味や趣向に合わせ、YouTube を楽しんでいる姿が浮かび上がってきます。

図:2016 年の YouTube コンテンツカテゴリー別視聴時間成長率

気軽に動画を楽しむ場所として、YouTube はすでに日本の人々の生活に根付いており、より密接な存在となっています。ユーザーの声に耳を傾けてみると、使い方は人それぞれで、毎日の生活に合わせて YouTube を利用している姿がはっきりわかります。

次回以降、母親や社会人といったさまざまなライフステージにいる人々が、YouTube をどのように活用しているのかについて、詳しく見ていきましょう。

出典

  1. 定量調査 : インターネット調査, 2016 年 11 月実施 , N=8,225 調査はニールセン デジタルに委託
  2. ニールセン デジタル モバイルネットビュー 2017 年 2 月 データ
  3. YouTube に関する Google データ ( 2015 年と 2016 年の年間成長率 )